2014年10月25日

FFmpeg rev.67141 ダウンロード

FFmpeg最新版(2014/10/24現在)、rev.67141(e56425d)のWindows用バイナリを置いておきます。

ffmpeg_bin-67141.zip
ffmpeg_bin_pentium4-67141.zip (Pentium4最適化版)
ffmpeg_bin_core2-67141.zip (Core2最適化版)
ffmpeg_bin_athlon64-67141.zip (Athlon64最適化版)
ffmpeg_bin_phenom-67141.zip (Phenom最適化版)

ffplay_bin-67141.zip
ffprobe_bin-67141.zip

以下のライブラリをアップデートしました。

nasm-2.11.06
libcdio-0.93
libcdio-paranoia-10.2+0.93+1
libilbc-1.1.1-20140918-git-abae780
openjpeg-1.5.2
vid.stab-0.98-20141021-git-2c52016
polarssl-1.3.9
libvpx-v1.3.0-4704-g60d192d
libwebp-0.4.2
x265 1.3+752-e3a3d17b821c
libass-0.12.0


バイナリはどれを使っても大丈夫だと思いますが、SSE2に対応していないCPU(Duron、Sempronの一部、Pentium3など)をお使いの方は、最適化無し版を使ってみてください。

最適化無し版でもエラーが出る場合は、サポート外とします。

zipファイルを解凍すると、ffmpeg.exeが出てきますので、携帯動画変換君のcoresフォルダに置くなり、単体で使うなりしてください。

携帯動画変換君のffmpeg.exeとは、オプションの互換性がありませんので、上書きする際はご注意ください。

FFmpegのコンパイルは、以下の記事を参考にしてください。
FFmpegのコンパイル (2014/02/17)

コンパイル環境:MinGW gcc-4.9.1
binutils-2.24
mingw-w64-v3.2.0

各ライブラリのバージョンは、以下の通りです。
nasm-2.11.06
yasm-1.3.0
zlib-1.2.8
bzip2-1.0.6
libbluray-0.6.2
libcaca-0.99.beta19
libcdio-0.93
libcdio-paranoia-10.2+0.93+1
game-music-emu-0.6.0
gsm-1.0.13
libilbc-1.1.1-20140918-git-abae780
libmodplug-0.8.8.5
lame-3.99.5
openjpeg-1.5.2
opus-1.1
opencore-amr-0.1.3
vid.stab-0.98-20141021-git-2c52016
vo-aacenc-0.1.3
vo-amrwbenc-0.1.3
polarssl-1.3.9
rtmpdump-2.4-20140706-git-a1900c3 PolarSSL版
libogg-1.3.2
aoTuV Beta6.03 (2014)
libtheora-1.1.1
speex-1.2rc1
twolame-0.3.13
libsoxr-0.1.1
libvpx-v1.3.0-4704-g60d192d
wavpack-4.70.0
libwebp-0.4.2
x264 rev.2479 git-dd79a61 (make fprofiled)
x265 1.3+752-e3a3d17b821c
xvidcore-1.3.3
libiconv-1.14
freetype-2.5.3
expat-2.1.0
fontconfig-2.11.1
fribidi-0.19.6
libass-0.12.0
SDL-1.2.15

最適化オプションは、以下のようにしています。

最適化無し版
--extra-cflags="-march=i686 -mtune=generic" --enable-memalign-hack

Pentium4最適化版
--extra-cflags="-mtune=pentium4 -mfpmath=sse -msse" --cpu=pentium4

Core2最適化版
--extra-cflags="-mtune=core2 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686

Athlon64最適化版
--extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686

Phenom最適化版
--extra-cflags="-mtune=amdfam10 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686

$ ./configure --enable-gpl --enable-version3 --enable-avisynth --enable-fontconfig --enable-libass --enable-libbluray --enable-libcaca --enable-libcdio --enable-libfreetype --enable-libfribidi --enable-libgme --enable-libgsm --enable-libilbc --enable-libmodplug --enable-libmp3lame --enable-libopencore-amrnb --enable-libopencore-amrwb --enable-libopenjpeg --enable-libopus --enable-librtmp --enable-libsoxr --enable-libspeex --enable-libtheora --enable-libtwolame --enable-libvidstab --enable-libvo-aacenc --enable-libvo-amrwbenc --enable-libvorbis --enable-libvpx --enable-libwavpack --enable-libwebp --enable-libx264 --enable-libx265 --enable-libxvid --enable-opengl --disable-outdev=sdl --enable-w32threads --disable-debug --extra-ldflags=-static --extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse" --optflags="-O2 -finline-functions"

※--extra-cflagsは、最適化の種類により異なります。
posted by あべちん at 03:21 | Comment(7) | TrackBack(0) | FFmpegダウンロード
この記事へのコメント
ご無沙汰しております

相も変わらず、x264動画編集のからみで古いバージョンを利用しております。

多分、MPEG2関係はその辺りからあまり変わってないと勝手に思っておりまして、気になったことを報告だけします。

x264/FHDの動画をソースにDVD用の動画に変換しておりましたところ、想定よりもはるかに圧縮のかかったMPEG2-PSファイルが完成しました。
ビットレートは4700kを指定しているのですがどうももっと圧縮されてるようなのか、ファイルサイズが予測の60%ぐらいまで縮んでます。
画質は問題ないので気にせずDVDに焼き付けているのですがなにかミスしている可能性とかありますでしょうか?
ちなみに2pass指定しています。
Posted by KANAAN-PEPO at 2014年10月25日 19:01
KANAAN-PEPOさん、こんにちは。管理人です。

動きの少ない動画なら縮みやすいでしょうし、動画ソースにもよると思います。

予測したサイズがどのくらいに対して、実際どうだったのでしょうか。

ffmpegのオプションも載せていただけると、何かヒントになるかもしれません。
Posted by あべちん at 2014年10月27日 00:49
あの後実験しまして、わかったことが一つあります。
ハイビジョンのmpeg-tsを同じスクリプトで動かして圧縮したところ、予測値に近い数字になりました。
で、考えられるのはx264で削られた部分がmpeg-psでも最適化された状態で圧縮率があがったのでは、と思われます。
お騒がせしましたm(__)m
Posted by KANAAN-PEPO at 2014年10月27日 11:03
こんにちは

先の話とは違うことで皆さんに質問です。

自分とこはまだx265のエンコード環境を作っていないので考えてなかったのですが、x265動画を造った際の拡張子ってやはりmp5だったりするのでしょうか?
どうにもまだはっきりしたのを見つけてないのでどうなるのか考えてみたのですが。
Posted by KANAAN-PEPO at 2014年11月01日 16:24
おはようございます。

少し調べてみましたが、結局はコンテナの形式に依存するようです。いまのところは既存のコンテナを利用するしかないらしく、MPEG-4ならば.mp4、Matroskaなら.mkv、MPEG-2 TSならば.tsになったりするみたいです。

Elecardという企業が公開しているH.265動画の拡張子は.265とかもありますけど、これはたぶん動画部分だけなのかなと思います(実際、H.264の時も動画だけを出力するとFFmpegが勝手に拡張子を.264とかにしてくれてました)。
http://www.elecard.com/en/download/videos.html

MPEG-4みたいに「H.264+AAC」みたいな標準的なコンテナが制定されれば、そのうち.mp5みたいな拡張子も出てくるかもしれませんね。

ご参考までにどうぞ。
Posted by Kazuki Ashiya at 2014年11月02日 11:52
なるほど、コンテナ形式で考えなきゃいけないことでしたね。
まだ、コンテナ形式が決められたものがないということですか、x265
勉強させていただきました。

Posted by KANAAN-PEPO at 2014年11月03日 09:20
KANAAN-PEPOさん、Kazuki Ashiyaさん、こんにちは。管理人です。

お返事が遅くなり申し訳ありません。

Kazuki Ashiyaさん
代わりに答えてくださって、ありがとうございました。

Kazuki Ashiyaさんが答えてくださったとおり、x265は、ffmpegではMP4、MPEG-2 TS、Matroskaコンテナに入れられました。

H.265について調べたら、MPEG-Hという規格がMPEG-4の後継になるようなのですが、まだよく理解できていません。

コンテナで拡張子を決めてしまうと、動画がx264かx265か、何だか分かりづらいという欠点はありますね。

ご自分で利用するだけなら、MP4コンテナのx265動画の拡張子は.mp5とか、区別しやすいように自由に決めても良いのではないでしょうか。
Posted by あべちん at 2014年11月15日 22:55
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/104880538
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック