FFmpeg最新版(2015/01/22現在)、rev.69201(a30fd82)のWindows用バイナリを置いておきます。
ffmpeg_bin-69201.zip
ffmpeg_bin_pentium4-69201.zip (Pentium4最適化版)
ffmpeg_bin_core2-69201.zip (Core2最適化版)
ffmpeg_bin_athlon64-69201.zip (Athlon64最適化版)
ffmpeg_bin_phenom-69201.zip (Phenom最適化版)
ffplay_bin-69201.zip
ffprobe_bin-69201.zip
以下のライブラリをアップデートしました。
libilbc-2.0.3-dev-20150113-git-e762d0e
OpenH264 v1.3-20150121-git-e7fff10 (新規追加)
vid.stab-v1.0-20150102-git-4ec5be1
rtmpdump-2.4-20150114-git-a107cef
libvpx-v1.3.0-5326-gcd0830f
x264 rev.2525 git-40bb568
x265 1.4+424-2b93cf2a5ac8
freetype-2.5.5
fontconfig-2.11.92
libass-0.12.1
バイナリはどれを使っても大丈夫だと思いますが、SSE2に対応していないCPU(Duron、Sempronの一部、Pentium3など)をお使いの方は、最適化無し版を使ってみてください。
最適化無し版でもエラーが出る場合は、サポート外とします。
zipファイルを解凍すると、ffmpeg.exeが出てきますので、携帯動画変換君のcoresフォルダに置くなり、単体で使うなりしてください。
携帯動画変換君のffmpeg.exeとは、オプションの互換性がありませんので、上書きする際はご注意ください。
とりあえず、OpenH264はこんなオプションでエンコードできます。
Title=【動画】OpenH264 + 内蔵AAC(experimental) 720p 30fps
Command0=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%InputFile%>" -c:v libopenh264 -profile main -s 1280x720 -aspect 16:9 -r 29.97 -sws_flags lanczos+print_info -b:v 3M -c:a aac -strict experimental -b:a 192k -ac 2 -ar 48000 -f mp4 -threads 3 "<%OutputFile%>.mp4""
-profile は main または baseline(デフォルト)が指定できるようです。
エンコードは速いのですが、映像ビットレートのわりにファイルがでかくなるので、まだまだx264の代わりにはならない感じです。
FFmpegのコンパイルは、以下の記事を参考にしてください。
FFmpegのコンパイル (2014/02/17)
コンパイル環境:MinGW gcc-4.9.2
binutils-2.24
mingw-w64-v3.3.0
各ライブラリのバージョンは、以下の通りです。
nasm-2.11.06
yasm-1.3.0
zlib-1.2.8
bzip2-1.0.6
libbluray-0.6.2
libcaca-0.99.beta19
libcdio-0.93
libcdio-paranoia-10.2+0.93+1
game-music-emu-0.6.0
gsm-1.0.13
libilbc-2.0.3-dev-20150113-git-e762d0e
libmodplug-0.8.8.5
lame-3.99.5
OpenH264 v1.3-20150121-git-e7fff10
openjpeg-1.5.2
opus-1.1
opencore-amr-0.1.3
vid.stab-v1.0-20150102-git-4ec5be1
vo-aacenc-0.1.3
vo-amrwbenc-0.1.3
polarssl-1.3.9
rtmpdump-2.4-20150114-git-a107cef PolarSSL版
libogg-1.3.2
aoTuV Beta6.03 (2014)
libtheora-1.1.1
speex-1.2rc1
twolame-0.3.13
libsoxr-0.1.1
libvpx-v1.3.0-5326-gcd0830f
wavpack-4.70.0
libwebp-0.4.2
x264 rev.2525 git-40bb568 (make fprofiled)
x265 1.4+424-2b93cf2a5ac8
xvidcore-1.3.3
libiconv-1.14
freetype-2.5.5
expat-2.1.0
fontconfig-2.11.92
fribidi-0.19.6
libass-0.12.1
SDL-1.2.15
最適化オプションは、以下のようにしています。
最適化無し版
--extra-cflags="-march=i686 -mtune=generic" --enable-memalign-hack
Pentium4最適化版
--extra-cflags="-mtune=pentium4 -mfpmath=sse -msse" --cpu=pentium4
Core2最適化版
--extra-cflags="-mtune=core2 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686
Athlon64最適化版
--extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686
Phenom最適化版
--extra-cflags="-mtune=amdfam10 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686
$ ./configure --enable-gpl --enable-version3 --enable-avisynth --enable-fontconfig --enable-libass --enable-libbluray --enable-libcaca --enable-libcdio --enable-libfreetype --enable-libfribidi --enable-libgme --enable-libgsm --enable-libilbc --enable-libmodplug --enable-libmp3lame --enable-libopencore-amrnb --enable-libopencore-amrwb --enable-libopenh264 --enable-libopenjpeg --enable-libopus --enable-librtmp --enable-libsoxr --enable-libspeex --enable-libtheora --enable-libtwolame --enable-libvidstab --enable-libvo-aacenc --enable-libvo-amrwbenc --enable-libvorbis --enable-libvpx --enable-libwavpack --enable-libwebp --enable-libx264 --enable-libx265 --enable-libxvid --enable-opengl --disable-outdev=sdl --enable-w32threads --disable-dxva2 --disable-debug --extra-ldflags=-static --extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse" --optflags="-O2 -finline-functions"
※--extra-cflagsは、最適化の種類により異なります。
2015年01月23日
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本日、3年ぶりにffmpegを本バージョンにアップデートしました。
編集環境を色々見なおして利用するソフトを変えることで入れ替えに成功しました。
今までと違ってできないことは2つ以上の動画の結合ですね。
カット編集は、avidemuxからFreeVideoEditor(FreeVideoDubの後継のようです)でできます。
動画の結合はunitemovieもNGなのでちと調べているところです。
新しいバージョンを使って気になることが見つかりましたら又報告します。
で、画質は変わってないですからスゴいものです。
・・・x265で作るともっとスゴいんですかねぇ?
容量=時間xビットレートですから、CMカットしたぶんの時間で使われてるビットレート分が削られただけですね。
Intel QuickSyncVideoには対応できないですかね?
あべちんさんビルドでQSV対応版も出していただけると最高です!
x264に比べて同程度の画質なら、x265の方がビットレートを下げて、サイズを小さくできるような感じですね。
頻繁に更新されていますので、今後のx265に期待してます。
確かに、QSVに対応できたら最高ですね!
でも、私のPCのCPUがそれほど最高でもないAthlon II X2なので、動作確認できないのです。
そのうち、QSVに対応しているCPUのPCを手に入れたら、試してみます。
https://github.com/lu-zero/mfx_dispatch
是非、h264_qsvを入れていただきたいです
勝手いってすみません。
コメントありがとうございます。
まだ試してないのですが、QSV対応版をビルドして配布するだけなら可能かもしれません。
ですが、前にもコメントしましたとおり、動作確認できるPCを持っていないので、今のところQSV対応版の配布は考えておりません。
Athlon64最適化版と言っておきながら、QSV対応というのも何か変な感じですので、最適化版の種類なども見直しが必要ですね。
コメントありがとうございます。
名無しさんにコメントしたとおり、今のところQSV対応は考えておりません。
そのうち、QSVに対応したCPUのPCを買うことがあれば、試してみたいと思っています。