2008年08月17日

libnutのコンパイル&インストール

libnutは、以下の場所にあったようなのですが、Downloadのページがありません。
http://www.nut-container.org/

2011/12/19 追記
libnutがあったURLは、すっかり別のページなっていて、以前の跡形もありませんでした。

svnがあれば、以下のように、ソースファイルを拾えます。
svn co svn://svn.mplayerhq.hu/nut/src/trunk nut
最新版は、リビジョン675です。

どこかにソースファイルを置いていないか探してみたのですが、見つからなかったので、こちらに置いておきます。
libnut-675.tar.bz2

libnut-675.tar.bz2を、適当なディレクトリに保存します。

MSYSで、ファイルを保存したディレクトリに移動し、
$ tar xjf libnut-675.tar.bz2
$ cd libnut-675

libnut/demuxer.cの16行目、ftelloをftello64に変更します。
修正前) return ftello(priv);
修正後) return ftello64(priv);

2011/12/19 追記
または、上記の修正用のパッチを適用してください。
$ patch -p1 < libnut-675-mingw.diff

以上の修正が終わったら、
$ make CC=gcc
$ make PREFIX=/mingw install

以上で終了です。


【補足】
2011/12/19 追記
デフォルトのCFLAGSは、
CFLAGS="-Os -fomit-frame-pointer -g -Wall -D_LARGEFILE_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64"
となっているので、最適化レベルの「-Os」などを変更したり、デバッグシンボルを付けずにmakeする場合は、

$ make CC=gcc CFLAGS="-O2 -fomit-frame-pointer -Wall -D_LARGEFILE_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64"

などどします。

2011/12/21 追記
ffmpegのconfigureで「--enable-libnut」とした場合、「--disable-muxer=nut --disable-demuxer=nut」を追加して、内部のNUT muxer/demuxerを無効にしてlibnutだけにした方が良いかもしれません。

libnutを有効にすると、内部のNUT muxer/demuxerを無効にしてもしなくても、make fate(動作確認)した時に、「TEST seek-lavf_nut」でエラーになります。

いろいろ面倒なので、当サイトで配布しているffmpegは、libnutを有効にしておりません。


【更新履歴】を見る
posted by あべちん at 00:37 | Comment(2) | TrackBack(0) | FFmpeg追加ライブラリ
この記事へのコメント
こちらも662になっていますね。
Posted by Kazuki Ashiya at 2009年05月17日 18:31
Kazuki Ashiyaさん、コメントありがとうございます。管理人です。

661と662でソースは何も変わっていなかったので、しばらく放置していました。

gcc4.3.3から4.4.0にアップデートしたついでに、libnutもアップデートしました。
Posted by あべちん at 2009年05月25日 05:03
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