2009年08月06日

FFmpeg rev.19598 ダウンロード

FFmpeg最新版(2009/8/5現在)、rev.19598のWindows用バイナリを置いておきます。

内蔵AACのエンコード(出力)はまだ音が変です。
まともに動作するようになるまでは、Nero AAC コーデックを使用した、音声AAC動画の作成方法を、こちらの記事に書きましたので、参考にしてください。

ffmpeg_bin-19598.zip
ffmpeg_bin_pentium4-19598.zip (Pentium4最適化版)
ffmpeg_bin_core2-19598.zip (Core2最適化版)
ffmpeg_bin_athlon64-19598.zip (Athlon64最適化版)
ffmpeg_bin_phenom-19598.zip (Phenom最適化版)

以下のライブラリをアップデートしました。
x264 rev.1195

ffmpeg/libavcodec/libx264.c は、rev.19310より以前のものにrevertしています。

今回も、自前でビルドしたMinGW gcc4.4.1を使用しています。

バイナリはどれを使っても大丈夫だと思いますが、SSE2に対応していないCPU(Sempronの一部など)をお使いの方は、最適化無し版を使ってみてください。

zipファイルを解凍すると、ffmpeg.exeが出てきますので、携帯動画変換君のcoresフォルダに置くなり、単体で使うなりしてください。
pthreadGC2.dllは不要です。

携帯動画変換君のffmpeg.exeとは、オプションの互換性がありませんので、上書きする際はご注意ください。

FFmpegのコンパイルは、こちらの記事を参考にしてください。

コンパイル環境:MinGW gcc4.4.1

各ライブラリのバージョンは、以下の通りです。
nasm-2.07
yasm-0.8.0
pthreads-w32 release 2.9.0
zlib-1.2.3
bzip2-1.0.5
faac-1.28(deleted)
faad2-2.7
gsm-1.0.13
lame-398-2
libnut-662
opencore-amr-0.1.1
libogg-1.1.4
libvorbis-1.2.3
libtheora-1.0
x264 rev.1195
xvidcore-1.2.2

最適化オプションは、以下のようにしています。
configureのオプションに--enable-smallを付けると、gccのオプションに-Osが付きます。
--enable-smallを付けなければ、gccのオプションに-O3が付きます。

最適化無し版
--extra-cflags="-mtune=generic -mno-sse2 -fno-strict-aliasing"

Pentium4最適化版
--extra-cflags="-mtune=pentium4 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

Core2最適化版
--extra-cflags="-mtune=core2 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

Athlon64最適化版
--extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

Phenom最適化版
--extra-cflags="-mtune=amdfam10 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

configureオプションは以下の通りです。
$ ./configure --enable-memalign-hack --enable-postproc --enable-gpl --enable-version3 --enable-libopencore-amrnb --enable-libopencore-amrwb --enable-libfaad --disable-decoder=aac --enable-libgsm --enable-libmp3lame --enable-libnut --enable-libvorbis --enable-libtheora --enable-libxvid --enable-libx264 --disable-ffserver --disable-ffplay --enable-avisynth --enable-small --enable-pthreads --extra-ldflags=-static --extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

※--extra-cflagsは、最適化の種類により異なります。

configureのメッセージはこちら
posted by あべちん at 06:13 | Comment(6) | TrackBack(0) | FFmpegダウンロード
この記事へのコメント
AMD-K6(tm)3D processor
をつかっているのですが、どのFFMPEGを起動しても、問題が発生しました。ffmpeg.exeを終了します。と出ます。
やはり、PC自体が古すぎるのでしょうか?
Posted by みつ at 2009年08月12日 12:19
管理人さんに代わって。

古すぎて互換性がないんでしょうかね。

一応、GCCの最適化オプションで'-mtune k6_2'というのが使えますから、ご自分でビルドするのもいいかもしれません。
Posted by Kazuki Ashiya at 2009年08月12日 21:37
以前から気になっていたのですが、
CoreDuoを使用の場合、Pen4最適化版、Core2最適化版、最適化なし版のうちどれが一番合ってるのでしょうか?

今まで何となくでCore2版を使わせていただいていて、特に問題はないんですけど^^;d
Posted by TOMO at 2009年08月12日 22:34
みつさん、こんにちは。管理人です。
Kazuki Ashiyaさん、コメントありがとうございます。

我が家のK6-III+が載っているPCで試してみましたが、どのバージョンでもエラーで全滅でした。

-mtune=k6 でコンパイルしてみましたが、やっぱりエラーで実行できませんでした。

携帯動画変換君に付いてくるffmpegが動作するのであれば、それを使っていただくしかないかもしれませんね。

K6系にも対応可能になるかもしれませんが、労力がかかるわりに、需要も少ないということで、ご了承いただけますでしょうか。
Posted by あべちん at 2009年08月13日 14:08
TOMOさん、こんにちは。管理人です。
コメントありがとうございます。

Core2版で問題なければ、大丈夫だと思います。

最適化なし版はSSE2を無効にしているので、他の4つより若干エンコード速度が遅いかもしれません。
それ以外は大差ありません。

-benchmark というオプションを付けると、エンコードにかかった時間が最後に表示されるので、どれが速いか比べてみてはいかがでしょうか。
Posted by あべちん at 2009年08月13日 14:36
調べて頂いてありがとうございます。
やはり無理でしたか・・・。
色々思考錯誤試して見たんですがこちらも歯が立ちませんでした。
やはり、作成するしかないのですね。
ありがとうございました。
PC買うことにします(笑)
Posted by みつ at 2009年08月13日 17:54
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