2010年03月16日

FFmpeg rev.22565 ダウンロード

FFmpeg最新版(2010/3/16現在)、rev.22565のWindows用バイナリを置いておきます。

内蔵AACのエンコード(出力)は実験段階のため、まだ音質は良くないです。
まともに動作するようになるまでは、Nero AAC コーデックを使用した音声AAC動画の作成方法を、こちらの記事に書きましたので、参考にしてください。

また、x264について、一番多く質問が寄せられるエラーの説明を記事にしましたので、思い当たる方は、ぜひご一読ください。
x264のエンコードでエラー(Error while opening encoder for output stream #0.0)

ffmpeg_bin-22565.zip
ffmpeg_bin_pentium4-22565.zip (Pentium4最適化版)
ffmpeg_bin_core2-22565.zip (Core2最適化版)
ffmpeg_bin_athlon64-22565.zip (Athlon64最適化版)
ffmpeg_bin_phenom-22565.zip (Phenom最適化版)

今回は、FFmpeg本体のみの更新です。


バイナリはどれを使っても大丈夫だと思いますが、SSE2に対応していないCPU(Duron、Sempronの一部、Pentium3など)をお使いの方は、最適化無し版を使ってみてください。

最適化無し版でもエラーが出る場合は、サポート外とします。

zipファイルを解凍すると、ffmpeg.exeが出てきますので、携帯動画変換君のcoresフォルダに置くなり、単体で使うなりしてください。
pthreadGC2.dllは不要です。

携帯動画変換君のffmpeg.exeとは、オプションの互換性がありませんので、上書きする際はご注意ください。

FFmpegのコンパイルは、こちらの記事を参考にしてください。

コンパイル環境:MinGW gcc4.4.3

各ライブラリのバージョンは、以下の通りです。
nasm-2.08.01
yasm-0.8.0
pthreads-w32 release 2.9.0
zlib-1.2.3
bzip2-1.0.5
faac-1.28(deleted)
faad2-2.7
gsm-1.0.13
lame-3.98.3
libnut-664(deleted)
opencore-amr-0.1.2
libogg-1.1.4
libvorbis-1.2.3
libtheora-1.1.1
x264 rev.1471
xvidcore-1.2.2

最適化オプションは、以下のようにしています。
configureのオプションに--enable-smallを付けると、gccのオプションに-Osが付きます。
--enable-smallを付けなければ、gccのオプションに-O3が付きます。

最適化無し版
--extra-cflags="-march=i686 -mtune=generic -fno-strict-aliasing"

Pentium4最適化版
--extra-cflags="-mtune=pentium4 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

Core2最適化版
--extra-cflags="-mtune=core2 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

Athlon64最適化版
--extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

Phenom最適化版
--extra-cflags="-mtune=amdfam10 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

configureオプションは以下の通りです。
$ ./configure --enable-memalign-hack --enable-postproc --enable-gpl --enable-version3 --enable-libopencore-amrnb --enable-libopencore-amrwb --enable-libfaad --disable-decoder=aac --enable-libgsm --enable-libmp3lame --enable-libvorbis --enable-libtheora --enable-libxvid --enable-libx264 --disable-ffserver --disable-ffplay --disable-ffprobe --enable-avisynth --enable-small --enable-pthreads --extra-ldflags=-static --extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"

※--extra-cflagsは、最適化の種類により異なります。

configureのメッセージはこちら
posted by あべちん at 20:57 | Comment(5) | TrackBack(0) | FFmpegダウンロード
この記事へのコメント
管理人さん、こんにちは。うどん君です。

FFmpegでLanczosを使いたいなと調べていたら" -sws_flags "なるものを見つけました。これはやはり" -s "の直前に付けたほうが良いのですか?
Posted by うどん君 at 2010年03月18日 12:28
うどん君さん、こんにちは。管理人です。

お返事が遅くなり、申し訳ありません。

ご質問の意味がよく理解できなかったのですが、オプションの順番によってエンコード結果が違っていたということでしょうか?

もうすでに解決されていたらすみません。
Posted by あべちん at 2010年03月25日 20:18
返信ありがとうございます。

すみません。質問がかなりわかりにくかったですね(^^;

" -sws_flags "を並べ替えてもエンコードの結果は変わりませんでした。ただ、このオプションはあべちんさんのビルドしたFFmpegでサポートされているのでしょうか?ログを見てもオプションが無効になっているという行は無かったので多分有効になっていると思うのですが、実際はどうなんでしょう?縮小アルゴリズムの関係なのでHD以上の動画で比較できればいいのですが、PCのスペックが足りないので断念しています。
Posted by うどん君 at 2010年03月26日 11:49
うどん君さん、こんにちは。管理人です。

-sws_flags lanczos+print_info

とオプションを追加すると、メッセージに以下のように表示されます。

[swscaler @ 01769610]Lanczos scaler, from yuv420p to yuv420p using MMX2

lanczos有り無しで、有りの方がエンコード後のファイルサイズが小さくなりましたので、効いていると思います。
Posted by あべちん at 2010年03月26日 12:22
ちゃんと効いているんですね!安心しました。

AviUtlでずっとLanczosを使っていたのでFFmpegでも使いたいと思い調べまわっていましたが、その甲斐がありました!

本当にありがとうございました!(^^)
Posted by うどん君 at 2010年03月26日 22:22
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