内蔵AACのエンコード(出力)は実験段階のため、まだ音質は良くないです。
まともに動作するようになるまでは、Nero AAC コーデックを使用した音声AAC動画の作成方法を、こちらの記事に書きましたので、参考にしてください。
また、x264について、一番多く質問が寄せられるエラーの説明を記事にしましたので、思い当たる方は、ぜひご一読ください。
x264のエンコードでエラー(Error while opening encoder for output stream #0.0)
ffmpeg_bin-22772.zip
ffmpeg_bin_pentium4-22772.zip (Pentium4最適化版)
ffmpeg_bin_core2-22772.zip (Core2最適化版)
ffmpeg_bin_athlon64-22772.zip (Athlon64最適化版)
ffmpeg_bin_phenom-22772.zip (Phenom最適化版)
以下のライブラリをアップデートしました。
x264 rev.1510
openssl-0.9.8n (新規追加)
rtmpdump-v2.2b r416 svn版 (新規追加)
今回より、rtmpというプロトコルのストリーミング動画を入力に指定できるようになりました。
たとえば、このサイト。
http://www.mi-j.com/service/FLASH/player/index.html
「動画サイズ320×180の場合」を保存する場合、こんな感じになります。
ffmpeg -i rtmp://051.mediaimage.jp/test/media/test-320-180-300k.flv -acodec copy -vcodec copy test-320-180-300k.flv
他にも、ストリーミング動画をエンコードしながら保存するとか、いろいろ使い道がありそうですね。
詳しくは、また後日説明します。
その他、バイナリはどれを使っても大丈夫だと思いますが、SSE2に対応していないCPU(Duron、Sempronの一部、Pentium3など)をお使いの方は、最適化無し版を使ってみてください。
最適化無し版でもエラーが出る場合は、サポート外とします。
zipファイルを解凍すると、ffmpeg.exeが出てきますので、携帯動画変換君のcoresフォルダに置くなり、単体で使うなりしてください。
pthreadGC2.dllは不要です。
携帯動画変換君のffmpeg.exeとは、オプションの互換性がありませんので、上書きする際はご注意ください。
FFmpegのコンパイルは、こちらの記事を参考にしてください。
コンパイル環境:MinGW gcc4.4.3
各ライブラリのバージョンは、以下の通りです。
nasm-2.08.01
yasm-0.8.0
pthreads-w32 release 2.9.0
zlib-1.2.4
bzip2-1.0.5
faad2-2.7
gsm-1.0.13
lame-3.98.4
opencore-amr-0.1.2
openssl-0.9.8n
rtmpdump-2.2b r416 svn版
libogg-1.2.0
libvorbis-1.3.1
libtheora-1.1.1
x264 rev.1510
xvidcore-1.2.2
最適化オプションは、以下のようにしています。
configureのオプションに--enable-smallを付けると、gccのオプションに-Osが付きます。
--enable-smallを付けなければ、gccのオプションに-O3が付きます。
最適化無し版
--extra-cflags="-march=i686 -mtune=generic -fno-strict-aliasing"
Pentium4最適化版
--extra-cflags="-mtune=pentium4 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"
Core2最適化版
--extra-cflags="-mtune=core2 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"
Athlon64最適化版
--extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"
Phenom最適化版
--extra-cflags="-mtune=amdfam10 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"
configureオプションは以下の通りです。
$ ./configure --enable-memalign-hack --enable-postproc --enable-gpl --enable-version3 --enable-libopencore-amrnb --enable-libopencore-amrwb --enable-libfaad --disable-decoder=aac --enable-libgsm --enable-librtmp --enable-libmp3lame --enable-libvorbis --enable-libtheora --enable-libxvid --enable-libx264 --disable-ffserver --disable-ffplay --disable-ffprobe --enable-avisynth --enable-small --enable-pthreads --extra-ldflags=-static --extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse -fno-strict-aliasing"
※--extra-cflagsは、最適化の種類により異なります。
Windowsでビルドするのってやっぱり、手間ですよね……
公式で(安定版だけでも)バイナリ置いてくれるといいのに
コメントありがとうございます。
手間もかかりますし、MinGWでビルドしている情報が少なくて苦労します。
でもけっこう楽しんでやっていますよ。
「ffmpeg ダウンロード」で検索して訪問される方が多く、需要があるんだなーなんて思っています。
公式でバイナリ置いてくれるようになったら、このサイトは、自分でビルドしたいという人だけが見に来る、マニアックなサイトになっちゃうかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
コメントしていただけるとやる気が出ます。
では、またどうぞ。