2011年07月25日

FFmpeg rev.31632 ダウンロード

FFmpeg最新版(2011/07/24現在)、rev.31632(14d5e21)のWindows用バイナリを置いておきます。

内蔵AACエンコーダは、まだ実験段階のため、以前使用していたlibfaacや、neroAacEncに比べると音質は良くないです。
まともに動作するようになるまでは、neroAacEncを使用した音声AAC動画の作成方法を、こちらの記事に書きましたので、参考にしてください。

また、x264について、一番多く質問が寄せられるエラーの説明を記事にしましたので、思い当たる方は、ぜひご一読ください。
x264のエンコードでエラー(Error while opening encoder for output stream #0.0)

ffmpeg_bin-31632.zip
ffmpeg_bin_pentium4-31632.zip (Pentium4最適化版)
ffmpeg_bin_core2-31632.zip (Core2最適化版)
ffmpeg_bin_athlon64-31632.zip (Athlon64最適化版)
ffmpeg_bin_phenom-31632.zip (Phenom最適化版)

以下のライブラリをアップデートしました。
nasm-2.09.10
rtmpdump-2.4
libvpx-0.9.6-467
x264 rev.2037


バイナリはどれを使っても大丈夫だと思いますが、SSE2に対応していないCPU(Duron、Sempronの一部、Pentium3など)をお使いの方は、最適化無し版を使ってみてください。

最適化無し版でもエラーが出る場合は、サポート外とします。

zipファイルを解凍すると、ffmpeg.exeが出てきますので、携帯動画変換君のcoresフォルダに置くなり、単体で使うなりしてください。

携帯動画変換君のffmpeg.exeとは、オプションの互換性がありませんので、上書きする際はご注意ください。

FFmpegのコンパイルは、以下の記事を参考にしてください。
FFmpegのコンパイル (2011/04/12) w32threads

コンパイル環境:MinGW gcc4.6.1
binutils-2.21
mingwrt-3.18
w32api-3.17

各ライブラリのバージョンは、以下の通りです。
nasm-2.09.10
yasm-1.1.0
zlib-1.2.5
bzip2-1.0.6
gsm-1.0.13
lame-3.98.4
opencore-amr-0.1.2
vo-aacenc-0.1.1
vo-amrwbenc-0.1.1
openssl-1.0.0d
rtmpdump-2.4
polarssl-0.99-pre5
rtmpdump-2.4 PolarSSL版
libogg-1.2.2
aoTuV Beta6.03 (libvorbis-1.3.2)
libtheora-1.1.1
speex-1.2rc1
libvpx-0.9.6-467
x264 rev.2037 (make fprofiled)
xvidcore-1.3.2

最適化オプションは、以下のようにしています。
configureのオプションに--enable-smallを付けると、gccのオプションに-Osが付きます。
--enable-smallを付けなければ、gccのオプションに-O3が付きます。

いつの間にか修正されて、
warning: dereferencing type-punned pointer will break strict-aliasing rules
というのが出なくなりましたので、-fno-strict-aliasing は削除しました。

--enable-memalign-hack は自動で判別されるようになったので、不要になりました。

最適化無し版
--extra-cflags="-march=i686 -mtune=generic"

Pentium4最適化版
--extra-cflags="-mtune=pentium4 -mfpmath=sse -msse"

Core2最適化版
--extra-cflags="-mtune=core2 -mfpmath=sse -msse"

Athlon64最適化版
--extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse"

Phenom最適化版
--extra-cflags="-mtune=amdfam10 -mfpmath=sse -msse"

configureオプションは以下の通りです。
$ ./configure --enable-gpl --enable-version3 --enable-postproc --enable-libopencore-amrnb --enable-libopencore-amrwb --enable-libgsm --enable-libmp3lame --enable-librtmp --enable-libspeex --enable-libvorbis --enable-libtheora --enable-libvo-aacenc --enable-libvo-amrwbenc --enable-libxvid --enable-libvpx --enable-libx264 --disable-ffserver --disable-ffplay --disable-ffprobe --enable-avisynth --enable-small --enable-w32threads --extra-ldflags=-static --extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse"

※--extra-cflagsは、最適化の種類により異なります。
posted by あべちん at 09:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | FFmpegダウンロード
この記事へのコメント
CPUがCorei5やAtom N550のときはバイナリはどれが推奨ですか?
最適化なし版でしょうか?
Posted by Posle at 2011年07月29日 10:32
Posleさん、こんにちは。管理人です。

それほど厳密に分けているわけではありませんので、どれでも動作すると思いますが、Core2最適化版を使ってみてください。

-benchmark
というオプションを付けると、エンコードにかかった時間が表示されますので、比べてみるのも良いかもしれません。
Posted by あべちん at 2011年07月29日 21:51
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