FFmpeg最新版(2012/05/11現在)、rev.40601(9eb99ab)のWindows用バイナリを置いておきます。
内蔵AACエンコーダは、まだ実験段階のため、以前使用していたlibfaacや、neroAacEncに比べると音質は良くないです。
まともに動作するようになるまでは、neroAacEncを使用した音声AAC動画の作成方法を、こちらの記事に書きましたので、参考にしてください。
また、x264について、一番多く質問が寄せられるエラーの説明を記事にしましたので、思い当たる方は、ぜひご一読ください。
x264のエンコードでエラー(Error while opening encoder for output stream #0.0)
2012/05/12 9:00頃 libvpxを更新してアップし直しました。
ffmpeg_bin-40601.zip
ffmpeg_bin_pentium4-40601.zip (Pentium4最適化版)
ffmpeg_bin_core2-40601.zip (Core2最適化版)
ffmpeg_bin_athlon64-40601.zip (Athlon64最適化版)
ffmpeg_bin_phenom-40601.zip (Phenom最適化版)
以下のライブラリをアップデートしました。
zlib-1.2.7
libvpx-v1.1.0-26-g44d35f7
expat-2.1.0
mp3音声のみでCBRエンコードした時に、タグが間違っているためにVBRに見える、というバグが修正されています。
バイナリはどれを使っても大丈夫だと思いますが、SSE2に対応していないCPU(Duron、Sempronの一部、Pentium3など)をお使いの方は、最適化無し版を使ってみてください。
最適化無し版でもエラーが出る場合は、サポート外とします。
zipファイルを解凍すると、ffmpeg.exeが出てきますので、携帯動画変換君のcoresフォルダに置くなり、単体で使うなりしてください。
携帯動画変換君のffmpeg.exeとは、オプションの互換性がありませんので、上書きする際はご注意ください。
FFmpegのコンパイルは、以下の記事を参考にしてください。
FFmpegのコンパイル (2011/07/31) w32threads
コンパイル環境:MinGW gcc-4.7.0
binutils-2.22
mingw-w64-v1.0.3 (sezero_20111101-w32-update-rev.4917)
各ライブラリのバージョンは、以下の通りです。
nasm-2.10
yasm-1.2.0
zlib-1.2.7
bzip2-1.0.6
libbluray-0.2.2
libcdio-0.90git-8ed1004
gsm-1.0.13
libmodplug-0.8.8.4
lame-3.99.5
opencore-amr-0.1.3
vo-aacenc-0.1.2
vo-amrwbenc-0.1.2
polarssl-1.1.3
rtmpdump-2.4-20120309 PolarSSL版
libogg-1.3.0
aoTuV Beta6.03 (libvorbis-1.3.3パッチ)
libtheora-1.1.1
speex-1.2rc1
libvpx-v1.1.0-26-g44d35f7
x264 rev.2197 (make fprofiled)
xvidcore-1.3.2
libiconv-1.13.1
freetype-2.4.9
expat-2.1.0
fontconfig-2.9.0
fribidi-0.19.2
libass-0.10.0
最適化オプションは、以下のようにしています。
最適化無し版
--extra-cflags="-march=i686 -mtune=generic"
Pentium4最適化版
--extra-cflags="-mtune=pentium4 -mfpmath=sse -msse" --cpu=pentium4
Core2最適化版
--extra-cflags="-mtune=core2 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686
Athlon64最適化版
--extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686
Phenom最適化版
--extra-cflags="-mtune=amdfam10 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686
configureオプションは以下の通りです。
$ ./configure --enable-gpl --enable-version3 --enable-avisynth --enable-fontconfig --enable-libass --enable-libbluray --enable-libopencore-amrnb --enable-libopencore-amrwb --enable-libcdio --enable-libfreetype --enable-libgsm --enable-libmodplug --enable-libmp3lame --enable-librtmp --enable-libspeex --enable-libvorbis --enable-libtheora --enable-libvo-aacenc --enable-libvo-amrwbenc --enable-libvpx --enable-libx264 --enable-libxvid --disable-ffplay --disable-ffprobe --disable-ffserver --enable-w32threads --extra-ldflags=-static --extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686 --optflags="-O2 -finline-functions"
※--extra-cflagsは、最適化の種類により異なります。
2012年05月12日
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ねこみーです。どうもお世話になっております。
早速使用させて頂きましたが、どうも黒羽製作所というサイト様のソフトを使用して確認してみたところ、やはり以下のような結果になってしまうようです。
[ffmpeg.mp3]
MPEG1-LayerIII 44.10kHz 320.56kb/s VBR Stereo LAME-Info 2300f [#ENCNAME#]
ID3v2
00:01:00.003 (60.003sec) / 2,404,511Bytes
[lame.mp3]
MPEG1-LayerIII 44.10kHz 320.00kb/s CBR JointStereo/MS LAME-Info 2300f [LAME3.99r CBR 320kb/s JointStereo]
ID3v2
00:01:00.107 (60.107sec) / 2,404,521Bytes
ffmpeg.mp3には今回のbin-40601を、lame.mp3にはlame3.99.5を、それぞれ同一のデータを同様のオプションを指定してエンコード使用しております。
ちなみにタグ情報にもLevfが入っりっぱなしです(´Д`)
たしかに、真空波動研だと、そうなりますね。
ですが、
MediaInfo
http://mediainfo.sourceforge.net/ja
GSpot
http://gspot.headbands.com/
などで見ると、ffmpegでエンコードしたmp3でも、CBRとVBRをちゃんと判別してくれました。
LavfはID3タグの所に入っていて、間違いとは言えないので、今後も変更されないかもしれません。
真空波動研が判別できないだけなのか、判別できないようなタグを入れるffmpegが悪いのか、真空波動研の作者様に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
40282に不具合があった模様で、このバージョンでは全く問題なくエンコードできました。
取り急ぎ報告まで
ねこみーです。どうもお世話になっております。
確かに、紹介して下さったソフトでCBRであることを確認しました。どうもありがとうございます。
個人的にはLavfのタグ情報の件が一番修正されて欲しい部分でしたので、ちょっと残念です。