2013年09月16日

FFmpeg rev.56290 ダウンロード

FFmpeg最新版(2013/09/15現在)、rev.56290(821a593)のWindows用バイナリを置いておきます。

ffmpeg_bin-56290.zip
ffmpeg_bin_pentium4-56290.zip (Pentium4最適化版)
ffmpeg_bin_core2-56290.zip (Core2最適化版)
ffmpeg_bin_athlon64-56290.zip (Athlon64最適化版)
ffmpeg_bin_phenom-56290.zip (Phenom最適化版)

ffplay_bin-56290.zip

以下のライブラリをアップデートしました。
vid.stab-0.961-g26f089a
rtmpdump-2.4-20130815
libvpx-v1.2.0-4277-gc73e441
x264 rev.2358
fontconfig-2.10.95


バイナリはどれを使っても大丈夫だと思いますが、SSE2に対応していないCPU(Duron、Sempronの一部、Pentium3など)をお使いの方は、最適化無し版を使ってみてください。

最適化無し版でもエラーが出る場合は、サポート外とします。

zipファイルを解凍すると、ffmpeg.exeが出てきますので、携帯動画変換君のcoresフォルダに置くなり、単体で使うなりしてください。

携帯動画変換君のffmpeg.exeとは、オプションの互換性がありませんので、上書きする際はご注意ください。

FFmpegのコンパイルは、以下の記事を参考にしてください。
FFmpegのコンパイル (2012/07/22) w32threads


コンパイル環境:MinGW gcc-4.8.1
binutils-2.23.2
mingw-w64-v2.0.8

各ライブラリのバージョンは、以下の通りです。
nasm-2.10.09
yasm-1.2.0
zlib-1.2.8
bzip2-1.0.6
libbluray-0.3.0
libcaca-0.99.beta18
libcdio-0.90
libcdio-paranoia-10.2+0.90+1
gsm-1.0.13
libmodplug-0.8.8.4
lame-3.99.5
openjpeg-1.5.1
opus-1.0.3
opencore-amr-0.1.3
vid.stab-0.961-g26f089a
vo-aacenc-0.1.3
vo-amrwbenc-0.1.3
polarssl-1.2.8
rtmpdump-2.4-20130815 PolarSSL版
libogg-1.3.1
aoTuV Beta6.03 (libvorbis-1.3.3パッチ)
libtheora-1.1.1
speex-1.2rc1
twolame-0.3.13
libsoxr-0.1.1
libvpx-v1.2.0-4277-gc73e441
wavpack-4.60.1
x264 rev.2358 (make fprofiled)
xvidcore-1.3.2
libiconv-1.14
freetype-2.5.0.1
expat-2.1.0
fontconfig-2.10.95
fribidi-0.19.5
libass-0.10.1
SDL-1.2.15

最適化オプションは、以下のようにしています。

最適化無し版
--extra-cflags="-march=i686 -mtune=generic"

Pentium4最適化版
--extra-cflags="-mtune=pentium4 -mfpmath=sse -msse" --cpu=pentium4

Core2最適化版
--extra-cflags="-mtune=core2 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686

Athlon64最適化版
--extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686

Phenom最適化版
--extra-cflags="-mtune=amdfam10 -mfpmath=sse -msse" --cpu=i686

configureオプションは以下の通りです。

$ ./configure --enable-gpl --enable-version3 --enable-avisynth --enable-fontconfig --enable-libass --enable-libbluray --enable-libcaca --enable-libcdio --enable-libfreetype --enable-libgsm --enable-libmodplug --enable-libmp3lame --enable-libopencore-amrnb --enable-libopencore-amrwb --enable-libopenjpeg --enable-libopus --enable-librtmp --enable-libsoxr --enable-libspeex --enable-libtheora --enable-libtwolame --enable-libvidstab --enable-libvo-aacenc --enable-libvo-amrwbenc --enable-libvorbis --enable-libvpx --enable-libwavpack --enable-libx264 --enable-libxvid --disable-outdev=sdl --disable-ffprobe --disable-ffserver --enable-w32threads --extra-ldflags=-static --extra-cflags="-mtune=athlon64 -mfpmath=sse -msse" --optflags="-O2 -finline-functions"

※--extra-cflagsは、最適化の種類により異なります。
posted by あべちん at 02:56 | Comment(9) | TrackBack(0) | FFmpegダウンロード
この記事へのコメント
大変便利に利用させていただいております。

1つ質問させてください。
1時間ぐらいの長さのクリップから小さなクリップを切り出す場合に、
クリップ切り出しのオプションで、-ss 01:00:00 -to 01:01:00 のように、後半部分の1分程度のクリップを切り出そうとすると、30分程度、待ち時間(読み飛ばし時間?)がかかります。

この点がいつか改善される可能性はないのでしょうか。もっと効率的な方法があったりしますでしょうか。
まぁ管理人さんがソースを管理されているわけではないのでしょうから、お答えは難しいでしょうけど。
Posted by BUNBUN at 2013年09月20日 15:26
このバージョンから
-vcodec copy -acodec copyをするときに
-ss xx で開始位置を指定すると、出来たファイルの冒頭の映像が止まったり、音声が抜けたりします。
-ss 0.0 のように最初からを指定してもだめで、何も指定しないとうまくいきます。

なにかヒントありますでしょうか?
Posted by エンコ大好き at 2013年09月21日 20:25
BUNBUNさん、こんにちは。管理人です。
ご訪問ありがとうございます。

-ssオプションがどのような処理をしているのか分かりませんが、たしかに、指定時間まですぐジャンプしてくれたらいいですね。

いつまで経っても改善されないということは、要望が少ない(困っている人が少ない)か、技術的に難しいか、そんなところだと思います。

カット編集は、Avidemuxなど、フリーの動画編集ツールで間に合っているという方が多いのではないでしょうか。

私の個人的な考えですが、参考になれば幸いです。
Posted by あべちん at 2013年09月23日 14:38
BUNBUNさん

…と思ってコメントを書いたあと、久しぶりに試してみたら、

ffmpeg -y -ss 01:00:00 -i inputfile -t 00:01:00 -vcodec (以下略)

というように、-iの前に-ssでスタート時間指定、inputfileの後に-tで切り出す長さを指定したら、無駄な待ち時間無く切り出せました。

-ssオプションの説明を読むと、-iの前に置いた時と途中に置いた時の動作が違うみたいですね。
http://www.ffmpeg.org/ffmpeg-all.html

ということで、先ほどの改善されていないというコメントは撤回します。
失礼いたしました。
Posted by あべちん at 2013年09月23日 15:24
エンコ大好きさん、こんにちは。管理人です。

rev.55010以降で変わったのは、以下のページの-ssオプションの説明によると、-accurate_seek がデフォルトになったという点です。
-iオプションの前に、-noaccurate_seek を付ければ、-ssオプションが以前の動作と同じになるようです。
http://www.ffmpeg.org/ffmpeg-all.html

オプションの順番は、以下のようになります。
ffmpeg -y -ss hh:mm:ss -noaccurate_seek -i inputfile (以下略)

参考になれば幸いです。
Posted by あべちん at 2013年09月23日 15:40
avidemuxですけど、2.6.6がリリースされました。
mp4動画の編集処理時の不具合がようやく対応され、バージョン違いによる操作感の違いさえ乗り越えれれば新しいffmpegでえんこーどしたファイルの編集に差し支えなくなりました、ことを報告しておきます。

とはいえ、自分はまだ2.5を利用してるのでffmpegも古いままではあるんですが。
Posted by KANAAN-PEPO at 2013年10月07日 15:01
FLVtoMP4を使用しましたが、
いやー無劣化、高速、サイズそんなに増えずで助かっています!
i5 マシンですが、ffmegは、とりあえずcore2のを使用していますが、どれがベストでしょうか?
Posted by 感謝! at 2013年10月13日 18:47
KANAAN-PEPOさん、こんにちは。管理人です。

ご報告ありがとうございます。

新しいのが良い場合もありますが、安定して使い慣れているのを使うのが一番良いのかもしれませんね。
Posted by あべちん at 2013年10月14日 15:59
感謝!さん、こんにちは。管理人です。

コメントありがとうございます。

ソースコードを無料で配布してくださっている、開発者さんたちにも感謝ですね。

ffmpegは、いくつか試しに置いてありますが、実はどれを使ってもたいした違いは無いと思います。

だいぶ前に雑誌で取り上げていただいた時には、最適化無し版が一番速いという結果でしたので、Core2版か最適化無し版が良いと思います。
Posted by あべちん at 2013年10月14日 16:09
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