2014年01月13日

MinGW-w64のビルド (v3.1.0以降)

MinGW-w64のビルド手順です。

MinGW-w64は、こちらにあります。
GCC for both x64 & x86 Windows! - MinGW-w64
http://mingw-w64.sourceforge.net/

mingw-w64-v4系を、MinGW 32bit環境にインストールする手順を説明します。
mingw-w64-v3系とmingw-w64-v4系のインストール手順は同じです。
ヘッダファイルを先にインストールしてから、Cランタイムライブラリを(crt)ビルドしてインストールします。

MinGW-w64のトップページから、左メニューのDownloadsにあるSourceをクリックします。
リンク先の、
Tarballs for the mingw-w64 sources are hosted on SourceForge.
と書いてある「SourceForge」のリンクをクリックします。
http://sourceforge.net/projects/mingw-w64/files/mingw-w64/mingw-w64-release/
ここから、
mingw-w64-v4.0.6.tar.bz2
をクリックして、適当なディレクトリにダウンロードします。

MSYSで、ファイルを保存したディレクトリに移動し、
$ tar xjf mingw-w64-v4.0.6.tar.bz2
$ cd mingw-w64-v4.0.6
$ ./configure --prefix=/mingw --enable-sdk=all --enable-secure-api --without-crt
$ make
$ make install

2016/05/28 追記
toolsのgendefにpthreadライブラリが必要なため、headersをインストールした後、crt→winpthreads→tools-allの順番に修正しました。
最後のwidlは必須ではありませんので、必要に応じてインストールしてください。

$ ./configure --prefix=/mingw --without-headers
$ make
$ make install

$ cd mingw-w64-libraries/winpthreads
$ ./configure --prefix=/mingw --disable-shared
$ make
$ make install

$ cd ../..
$ ./configure --prefix=/mingw --without-headers --without-crt --with-tools=all
$ make
$ make install

$ cd mingw-w64-tools/widl
$ ./configure --prefix=/mingw
$ make
$ make install

以上で終了です。


【更新履歴】を見る
posted by あべちん at 14:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | MinGW & MSYS
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/85231843
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック