2011年02月22日

PPLのコンパイル&インストール (ppl-0.11.1以降)


GCCを自前でビルドしたい方向けの情報です。
興味のない方は読み飛ばしてください。

PPLは、以下の場所にあります。
最新版は、こちらでチェックしてください。
http://bugseng.com/products/ppl

先に、GMPをインストールしておいてください。

2011/12/12 追記
Downloadページは、右上のメニュー「download」をクリックします。

Download
http://bugseng.com/products/ppl/download
Source distributions
bzip2 tar archive
ftp または http より、
ppl-1.0.tar.bz2
を、適当なディレクトリに保存します。

MSYSで、ファイルを保存したディレクトリに移動し、
$ tar xjf ppl-1.0.tar.bz2
$ cd ppl-1.0
$ ./configure --prefix=/mingw --enable-optimization=sspeed --enable-arch=i686 --disable-documentation --disable-debugging --disable-shared
$ make
$ make install

以上で終了です。


【補足】
2012/12/22 追記
ppl-1.0 と gmp-5.1.0 の組み合わせの場合、エラーでコンパイルできません。
git版は修正されていますので、gitからダウンロードするか、gmp-5.1.0 に対応する箇所だけ、ppl-1.0 にパッチを適用します。

git版のpplは、改行コードがCRLFだとエラーになりますので、gitを以下のように設定します。
$ git config --global core.autocrlf false

あとは、以下の通りです。
$ git clone git://git.cs.unipr.it/ppl/ppl.git
$ cd ppl
$ autoreconf

ppl-1.0 の場合は、以下のパッチを適用します。
ppl-1.0-gmp-5.1.0.diff

$ cd ppl-1.0
$ patch -p1 < ppl-1.0-gmp-5.1.0.diff

configureからは、通常と同じ手順です。



posted by あべちん at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | GCC追加ライブラリ

2010年07月17日

cloog-pplのコンパイル&インストール


GCCを自前でビルドしたい方向けの情報です。
興味のない方は読み飛ばしてください。

cloog-pplは、以下の場所にあります。
ftp://gcc.gnu.org/pub/gcc/infrastructure/
cloog-ppl-0.15.11.tar.gz
を、適当なディレクトリに保存します。

または、
http://repo.or.cz/w/cloog-ppl.git
より、最新版のsnapshotをダウンロードできます。

先に、PolyLibPPLをインストールしておいてください。

MSYSで、ファイルを保存したディレクトリに移動し、
$ tar xzf cloog-ppl-0.15.11.tar.gz
$ cd cloog-ppl-0.15.11
$ ./configure --prefix=/mingw --with-ppl
$ make
$ make install

以上で終了です。



posted by あべちん at 15:00 | Comment(5) | TrackBack(0) | GCC追加ライブラリ

PPLのコンパイル&インストール


GCCを自前でビルドしたい方向けの情報です。
興味のない方は読み飛ばしてください。

2011/02/22 追記
ppl-0.11.1以降、パッチ等は不要になりましたので、記事を書き直しました。
PPLのコンパイル&インストール (ppl-0.11.1以降)


PPLは、以下の場所にあります。
最新版は、こちらでチェックしてください。
http://www.cs.unipr.it/ppl/

先に、GMPをインストールしておいてください。

Download
http://www.cs.unipr.it/ppl/Download/
Source distributions
bzip2 tar archive
ftp または http より、
ppl-0.11.tar.bz2
を、適当なディレクトリに保存します。

MSYSで、ファイルを保存したディレクトリに移動し、
$ tar xjf ppl-0.11.tar.bz2
$ cd ppl-0.11
$ ./configure --prefix=/mingw --disable-debugging --disable-shared
$ make
$ make install

以上で終了です。


【補足】
gmp-5.0.1をインストールした場合、configureでgmpを見つけられなくて失敗するのですが、こちらにその情報があります。
http://www.cs.unipr.it/pipermail/ppl-devel/2010-January/015873.html

上記の記事より、パッチをダウンロードします。
ftp://ftp.cruxppc.org/cruxppc/distfiles/2.6/ppl-0.10.2-gmp-5-fix.patch

パッチを適用した後、autoreconfを実行します。

2010/08/24 追記
ppl-0.11から、gmp-5.0.1用のパッチは不要になりましたが、autoreconfは必要です。

autoreconfは、
http://sourceforge.net/downloads/mingw/MSYS/autoconf/autoconf-2.63-1/
autoconf-2.63-1-msys-1.0.11-bin.tar.lzma
に、アップデートしておいてください。

ついでに、automakeも
http://sourceforge.net/downloads/mingw/MSYS/automake/automake-1.11-1/
automake-1.11-1-msys-1.0.11-bin.tar.lzma
に、アップデートしておいてください。

autoconf-2.65も出ていますが、2.65だとxvidocoreのbootstrap.shで失敗するので、2.63にしています。

$ tar xjf ppl-0.11.tar.bz2
$ cd ppl-0.11
$ patch -p1 < ../ppl-0.10.2-gmp-5-fix.patch
$ autoreconf
$ ./configure --prefix=/mingw --disable-debugging --disable-shared
$ make
$ make install

patchとautoreconf以外の手順は同じです。
autoreconf以外の手順は同じです。

gmp-4.3.2をインストールした場合は、上記のパッチは不要です。



posted by あべちん at 14:48 | Comment(6) | TrackBack(0) | GCC追加ライブラリ